教育とは教え育むと書きます。
その人の人生において有意義な知識や技術を与えられることが教育の醍醐味ともいえますが、学校で教わる教科が必ずしも将来役立つとは限らないのが現状です。
むしろ学校の先生に教わることよりも周囲にいる大人に教わった処世術などが役に立つことは多くあります。
中には学校に行かずとも偉業を成し遂げたり、その道を極めることができた人もいます。
では学校に行かなくてもいいのかというと、それは違うと思われます。
自分が何を知りたくて、どうやれば技術を磨けるのかといった道しるべを大まかに示してくれる第一関門が学校だからです。
学校以外ですでにその道を見つけている人は学校にいかなくてもいいのかもしれません。
が、そういった人は少数派でしょう。
何を学びたいのかさえ分かっていない人もいますし、一生わからなかった人もいないわけではないでしょう。
人は自分の存在理由を求めます。
誰かやどこかに必要とされる人間になるために、何かに特化したいといずれ考える時が来ます。
そのときに学校で習ったことや周囲の人に教えてもらったことが活きてくることも少なくないのです。
生きていればあらゆるものに教育され、学ばされます。
生きているうちはずっと教育されています。
しかし、逆に言えば自分たちも生きているだけで誰かを間接直接問わず教育していることにもなっているのです。